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出会った瞬間から俺の心はお前に捕らえれてしまった。 吸い込まれそうな澄んだ瞳に 燃え立つような赤い髪 純真な心 当時の自分には無かった子供らしさ その全てに惹かれた。 だが俺達は兄妹だから この想いを打ち明かすことはできなかった。
手に入れたくても 手に入らない 一番近くにいるのに 一番遠い存在
俺は世間にどう思われようがかまわない狂人と言われようとも ジュリアが手に入るのならば一向に構わない。 だけど世間の冷たい眼差しにあの少女は耐えきれないだろう。 わかってはいるがそれでも俺は求めずにはいられない。 それほど愛しているから 罪だと言うことは百も承知 だけど諦めきれなかった。 諦めたくなかった。 彼女無くして今の俺はいないから 己の全てだから あいつ以外何も要らないから たとえあいつが嫌がっても無理矢理でも引き連れていく。
昔のように頭を撫でて慰めてやるから
罪を背負い 共に堕ちようぜ
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